3の評定が平均ではない現実
2026/06/09
新中学一年生はほとんどの学校で、1学期末の夏休み前に初めての評定(いわゆる内申)が記載された通知表を受け取ります。受験学年である三年生にとってはより関心事であるのは当然です。3の評定は五段階の真ん中ですが、今や全体の平均を示す数値でないことをご存じですか?
学力の分布を示す数値として偏差値という言葉もよく使われますが、テストの得点が正規分布(得点の分布の曲線がピークを中心に左右になだらかに分布しているイメージ)の場合中央のピークが偏差値50すなわち平均だと思ってください。一例としてw模擬が事業を停止後、都内唯一の会場テストを実施しているⅤもぎの「合格のめやす」(いわゆるランキング表)を見ると、偏差値50の都立(成瀬、上水、府中など)の換算内申は44となっています。
都立の換算内申は実技教科が2倍されますので仮にオール3だと換算内申は39,オール4だと52,オール5だと65になります。つまり、偏差値50の都立の44という換算内申はオール3に、4が3教科か4教科ある成績という事になります。
一方、東京都教育委員会が毎年調査して発表している中3の評定割合を見ると、令和8年度選抜の調査の9教科合計では、5が12.3%、4が23.1%、3が47.3%、2が13.7%、1が3.7%となっています。
5と4で35.4%、3が全体の47%台、2と1が合わせて17.4%ということです。実技教科ではいずれも3の評定の生徒が50%を超えています。これは3の評定を得ていても下位の20%に近い生徒(つまり平均をかなり下回る生徒)が多くいるという現実を示しているのです。
初めての通知表で評定が3の場合、定期テストの得点だけで見ても79点から50点の得点まで幅がある可能性があります。得点だけを見るのではなく、答案の内容(どこで点を落としているか)を確認することが大切です。あと1問できていれば4であった可能性があります。また、定期テストで高得点なのに3がつくケースもあります。この場合は提出物の期限を守っているか、あるいは提出物の内容、出来栄えに問題がある可能性が高いです。
定期テストの点数の取り方、通知表の評定を見て不安を感じることがあれば、吉田順一教育研究所の無料教育相談をご利用ください。
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